あがり症の改善には、βブロッカーと呼ばれる種類に属する「インデラル」という治療薬を用いる場合があります。
インデラルは、本来は心臓病の治療薬で、主な効用としては、血管拡張作用による血圧降下、心臓の動悸を抑えて不整脈を予防、そして心筋収縮を抑制して狭心症を改善させます。
これにより、心臓に掛かる負荷を減らして、同時に動悸も抑え、あがり症の症状抑制にも役立つのです。
また、インデラルには心身のリラックス作用も兼ね備えており、手足や身体の震えや発汗を抑える効果も期待できます。
インデラルの服用は、大勢の前でスピーチするなどの、あがり症が現れる場面を想定し、その30分くらい前に服用するようにします。
あがり症に対して即効性が高いので、ここぞという場面では役に立つでしょう。
しかし、これら有効性に反して、インデラルには副作用といったリスクもあります。
例えば、睡眠中に悪い夢を見るようになったり、薬の服用を自身の判断で急に中止したりすると、心不全の発症確率が高まることも知られている為、長い期間により服用した場合、医師の診断のもとに中止する様にしなければなりません。
ですので、長期服用を目的とするならば「SSRI」などの、うつ病の治療薬を使用したほうが良いとされています。
確かに、SSRIにも依存性はあるのですが、インデラルと比べると効果が現れるまでに数週間ていど掛かり、あがり症に緩やかに作用する性質がありますので、どちらかと言うと長期服用を目的とした、あがり症の治療薬です。
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